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亀川温泉完全ガイド|海辺の湯と、海を見ながらの砂湯|ゆけむり手帖

この記事のポイント
- 亀川温泉は別府最北端、海辺のおおらかな湯どころです。
- 別府唯一の“海を見ながらの砂湯”SHONIN PARK(別府海浜砂湯)が名物です。
- 浜田温泉や亀陽泉など、暮らしに根ざした共同浴場が点在します。
別府の最北端、別府湾に面した海辺のまち。波の音を聞きながら、昔ながらの共同浴場でゆったりお湯につかる。そして、青い空と海を眺めながら、あたたかい砂にすっぽり埋もれる——。亀川(かめがわ)温泉は、別府でいちばん“海”を感じられる、おおらかな湯どころです。
観光地ずれしていない、地元に根ざした共同浴場の数々。別府唯一の“海を見ながらの砂湯”。そして、フェリーが行き交う港町のにぎわい。派手さよりも、等身大の心地よさが魅力のエリアです。「肩肘張らずに、のんびり別府の湯を味わいたい」「砂湯で非日常を体験したい」——そんな人にぴったりです。
この記事では、亀川温泉の海辺の砂湯、味わい深い共同浴場、港町の楽しみ、アクセスまでをまとめました。別府の北の海辺へ、ご案内します。
迷わない別府旅。今日は、海辺の湯へ。
別府八湯ぜんたいの地図をつかみたい方は、こちらもどうぞ。
亀川温泉って、どんなところ?
亀川温泉は、別府市の最北端、別府湾に面した海辺の温泉地です。848年、地区を流れる川で白い亀が見つかったことが地名の由来と伝わる、風情ある土地。古くは「北の亀川、南の浜脇」と並び称され、湯治場としてにぎわった歴史を持ちます。
別府湾沿いには、関西と別府を結ぶフェリーや国内外のクルーズ船が発着する別府国際観光港があり、亀川は別府の“海の玄関口”でもあります。海水浴場や漁港もあり、夏は海のレジャーでにぎわい、海の幸を味わえるお店も点在します。
温泉としての魅力は、なんといっても地元に根ざした共同浴場の豊かさ。住宅街には今も昔ながらの“ジモ泉”が現役で、観光地の大浴場とはひと味違う、別府の暮らしに溶け込んだお湯が楽しめます。お湯は、湯あがりにあたたかさが続くナトリウム-塩化物泉が中心。海辺ならではのおおらかな空気のなかで、肩の力を抜いてお湯に浸かれます。
ちなみに亀川には、施設内に温泉があることで知られる別府競輪場もあり、「レースの合間にひと風呂」という、別府らしいユニークな文化も。観光向けに作り込まれていない、生活と温泉が地続きの空気こそ、亀川のいちばんの魅力かもしれません。にぎやかな中心エリアとはまた違う、ゆったりとした“別府の北”を味わいに、ぜひ足をのばしてみてください。
それでは、亀川いちばんの名物——海を見ながらの砂湯から見ていきましょう。
海を見ながらの砂湯——別府海浜砂湯(SHONIN PARK)
亀川を訪れたら、ぜひ体験したいのが、上人ヶ浜(しょうにんがはま)の海辺で楽しむ砂湯。別府で“海を眺めながら”砂湯に入れるのは、ここだけです。
砂湯は、温泉で温めた砂に体を埋めてもらう入浴法。専用の浴衣を着て横たわると、“砂かけさん”が「ジョレン」という専用の道具で、温かい砂をていねいにかけてくれます。ずっしりとした砂の重みと、じんわり広がる熱、そして目の前にひろがる別府湾の青——五感で味わう、贅沢な“ととのい体験”です。砂に埋もれていると、潮風と波の音に包まれて、いつのまにかとろりと眠くなってしまいます。
この海浜砂湯は、長らく別府市営として親しまれてきましたが、上人ヶ浜公園の再開発にともない、2025年7月にリゾート型複合施設「SHONIN PARK」の砂湯「Sand SPA」として生まれ変わりました。砂湯のスペースは以前の2倍に広がり、海を望むカフェ・レストランや宿泊コテージも併設。海辺で一日ゆったり過ごせる、新しい亀川の名所です。なお、上人ヶ浜という地名は、1276年に一遍上人が九州にはじめて上陸したという伝説に由来すると伝わり、ここにも別府の温泉文化のルーツが息づいています。
※小さなお子さま(未就学児)は利用できない場合があります。料金・営業時間・予約方法などは、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
→ 砂湯のことをもっと詳しく 砂湯ガイド
亀川の共同浴場めぐり
亀川は、味わい深い共同浴場の宝庫。地元の人にまじって、別府の“日常の湯”を楽しめます。
浜田温泉——バリアフリーで誰でも安心
市営の「浜田温泉」は、和風造りの平屋建て。車椅子でも入りやすいよう通路が広く段差もなく、手すりも整った、誰にでもやさしい温泉です。すぐ向かいには「浜田温泉資料館」があり、昭和初期の社寺風建築だった旧浜田温泉の姿が復元・保存されています。重厚な瓦屋根の建物は、亀川が湯治場としてにぎわった時代の面影をそのまま伝えてくれます。お湯につかる前後に、この資料館で亀川の歴史にふれれば、一湯の味わいもいっそう深まります。
亀陽泉——亀のまちのシンボル湯
大正時代から地元に親しまれてきた「亀陽泉(きようせん)」。改修を経て今もきれいに整い、その名のとおり亀をモチーフにした意匠が随所に見られます。あつ湯・ぬる湯がそろい、地元の常連さんに交じってのんびりお湯を楽しめます。
四の湯温泉——公園のなかの飲める湯
公園の一角にある「四の湯温泉」は、無色透明のやわらかなお湯が特徴。飲泉もできる、地域に根ざした素朴な一湯です。散歩がてら、ふらりと立ち寄りたくなります。
→ 共同浴場をはじめて使う前に 共同浴場マナーガイド
海辺と港町の楽しみ
亀川は、温泉だけでなく「海」も主役。別府国際観光港では、関西と別府を結ぶ大型フェリーや、ときにクルーズ船が発着し、港町ならではの旅情が味わえます。船で別府入りすれば、海から湯けむりの街に近づく、特別な“到着”が体験できます。
夏には海水浴でにぎわい、漁港の近くでは新鮮な海の幸を味わえるお店も。砂湯のあとに海辺を散歩したり、海鮮料理に舌鼓を打ったり——温泉と海をあわせて楽しめるのが、亀川ならではの過ごし方です。
朝、海から昇る日の光を浴びながらの散歩は格別。夕暮れには、別府湾がオレンジ色に染まり、港に停泊する船のシルエットが旅情を誘います。にぎやかな中心エリアでは味わえない、ゆったりとした“海辺の時間”が流れているのが、亀川のいちばんの贅沢です。温泉、砂湯、海、港——欲ばらず、ひとつひとつをのんびり味わってみてください。
アクセス——亀川温泉への行き方
亀川温泉は、別府市の北側。鉄道でもバスでもアクセスしやすいエリアです。
- 鉄道:JR亀川駅が拠点。共同浴場や住宅街のジモ泉は駅から歩いて回れます。
- バス:別府駅方面から亀川方面行きのバスが利用できます。
- 車:海沿いの国道沿いでアクセスしやすく、海浜砂湯(SHONIN PARK)には駐車場も整っています。
- 船:別府国際観光港を発着するフェリーで、海から別府入りするのも旅情たっぷりです。
→ 車なしでの回り方はこちら 車なしで楽しむ別府ガイド
→ 別府全体をぎゅっと回るなら 別府 1泊2日モデルコース
泊まるなら——海辺でくつろぐ滞在
亀川は、海を感じながらゆったり過ごしたい人に向いたエリアです。別府湾を望む宿や、海辺のリゾート、砂湯に併設されたコテージなど、“海時間”を楽しめる滞在が叶います。にぎやかな中心部から少し離れて、波の音とともに静かに過ごす――そんな別府旅も素敵です。気になる宿は、早めに空室をのぞいておくと安心です。
→ 家族でゆっくり楽しむなら 家族風呂ガイド
立ち寄りのコツ——亀川を楽しむために
亀川を気持ちよく回るためのヒントをいくつか。共同浴場のジモ泉は、シャワーがなく桶でお湯をすくうスタイルや、熱めのお湯のところもあります。タオル・石けんは持参が基本。地元の方の生活の場でもあるので、ゆったりした気持ちで、ひとこえかけてから入るなどの心づかいを忘れずに。
砂湯(SHONIN PARK)は人気施設のため、混雑する時期は待ち時間が出ることも。予約や受付の方法、利用できる時間を事前に確認しておくと安心です。海辺は風が心地よい反面、季節や時間帯によっては冷えることもあるので、湯あがりの一枚を用意しておくと快適に過ごせます。海と温泉、その両方を急がずのんびり味わうのが、亀川のいちばん上手な楽しみ方です。
こんな人におすすめ
- 海を眺めながらの砂湯を体験したい人
- 観光地ずれしていない、地元の共同浴場をめぐりたい人
- フェリーで海から別府入りしたい人
- 波の音を聞きながら、のんびり海辺で過ごしたい人
おわりに——海辺の湯で、肩の力を抜いて
海を見ながらの砂湯、地元に愛される共同浴場、港町のにぎわい。亀川温泉は、別府のなかでも、いちばんおおらかで“海の似合う”湯どころです。
派手な観光地とは少し違う、等身大の心地よさ。波の音に包まれて、肩の力を抜いてお湯に浸かれば、旅の疲れもすっとほどけていきます。海を眺めながらの砂湯、地元の湯、港町の風——亀川には、別府の“もうひとつの楽しみ方”がそろっています。別府の北の海辺で、あなただけのゆったりした時間を見つけてください。
迷わない別府旅を、ゆけむり手帖と一緒に。
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→ 別府温泉ぜんたいを知るなら 別府温泉 完全ガイド
※本記事の施設情報・歴史は、別府市および各施設の公表情報をもとにしています。料金・営業時間・休業日・施設内容・泉質などは変更される場合があります(特に海浜砂湯/SHONIN PARK は新規開業施設のため、最新情報を必ずご確認ください)。温泉の感じ方には個人差があり、効能を保証するものではありません。体調に合わせて、無理のない範囲でお楽しみください。
「絶景」「静かに」「家族で」——好みに合わせて、あなたにぴったりの別府の湯を診断できます。 → 温泉を診断する
この記事のエリアに泊まるなら
上人ヶ浜に立つ、海と一体になるような露天風呂が名物のリゾート(旧・潮騒の宿 晴海)。部屋の湯船から別府湾を眺められ、海浜砂湯まで歩いてすぐ。静かに過ごしたい二人旅におすすめです。
広告(アフィリエイト)を含みますよくある質問 Q&A
亀川温泉はどんな温泉地?
別府八湯のひとつで、別府市の最北端、別府湾に面した海辺の温泉地です。古くは「北の亀川、南の浜脇」と並び称された湯治場で、今も地元に根ざした共同浴場が多く残ります。フェリーが発着する別府の“海の玄関口”でもあります。
別府海浜砂湯(SHONIN PARK)とは?
上人ヶ浜にある、別府で唯一“海を見ながら”楽しめる砂湯です。長く別府市営として親しまれてきましたが、再開発により2025年7月にリゾート型複合施設「SHONIN PARK」の砂湯「Sand SPA」としてリニューアル。砂湯スペースは従来の2倍に広がり、カフェや宿泊コテージも併設されています。
砂湯はどんな体験?
専用の浴衣を着て横たわり、温泉で温めた砂を“砂かけさん”にかけてもらう入浴法です。砂の重みとあたたかさ、目の前の別府湾の景色を、五感で味わえます。なお未就学児は利用できない場合があるので、事前に確認しましょう。
亀川のおすすめ共同浴場は?
バリアフリー設計で誰でも入りやすい市営「浜田温泉」(向かいに浜田温泉資料館あり)、大正時代から続く「亀陽泉」、公園内で飲泉もできる「四の湯温泉」などがあります。地元に根ざした素朴なお湯が楽しめます。
亀川温泉へのアクセスは?
JR亀川駅が拠点で、共同浴場は駅から徒歩で回れます。別府駅方面からのバスでも行けます。別府国際観光港を発着するフェリーを使えば、海から別府入りする旅情ある到着も楽しめます。
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